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奈良阪という人のなにか

Avatars3.0の基本的な設定ベストプラクティス考察

メモ書きです。考え中なのでいい知見あったら教えてください。

VRChatでの利用においてAnimatorを最大限自由に設定する必要はほとんどなく、一般的なユースケースに適したエディタ拡張を用いて自動的に設定するのが多くの場合についてベストだと考えている上でのアレ。

基本

→Avatars 3.0 CustomSet https://booth.pm/ja/items/2435856 (二次配布や商用可能でいろいろ気にしなくて良い)

  • 3点やフルトラでの移動モーション適用切り替え
  • ホバー移動の実装とカスタム説明
  • フルトラ時の座りアニメーション無視
  • FXと同時に設定可能なEmoteのActionステートセット

などのレイヤーの分離性と汎用性が高くそのまま使える。

  • 2種類のモード切り替え機能がある表情設定
  • EmoteSwitch代替の各種UI実装

などもあるがこのへんは手動作業になるしやや使いにくい。これらの役目を下で紹介するものによって置き換えるとよさそう。

複数アバターを同一プロジェクトに導入する人を考慮して、これの一式を一回複製して(つまりGUIDを変更して)から使うと販売アバターでトラブルが少なそう。

表情

1種類シンプルで良い場合

→VRCExpressionSetupTool https://booth.pm/ja/items/2207230 (MITライセンス)

基本的にはこれでほぼ十分と言える。

ただモード切り替え機能かそれの支援機能(別のレイヤー名にするとか)はほしいかもしれない。

2種類以上・コンボなど複雑に確認・設定したい場合

→ComboGestureExpressions https://booth.pm/ja/items/2219616 (MITライセンス)

多機能な代わりにめちゃくちゃに設定項目が多い。動画で要点説明されているだけなので詳しく分からないことが多い。

ただ表情ブレンドなどを非常にわかりやすく作れるのは利点。

ハンドサイン(Gesture)は未対応か微妙な対応っぽい雰囲気がある。VRCExpressionSetupToolを併用?

オンオフ(EmoteSwitch相当)

→Bit Action Switch https://shiranui-isuzu.booth.pm/items/2298497 (MITライセンス)

ビット演算的な設定が出来るため、変数個数節約が出来る。アバター配布する場合なども出来るだけ少ない個数にまとめておくと使いやすいアバターと認識されると思う。

出現・消失アニメーションが別々に設定できるのが他にない特徴。

オブジェクト以外もカスタムアニメーション設定が出来るので一応対応できる。

これは少変数でスイッチするツールとして用を為しているので、ここに突っ込むための複数オブジェクトやシェイプキーなどのカスタムアニメーションを作成するツールが別途存在して欲しい。

→Radial Inventory System https://booth.pm/ja/items/2278448 (MITライセンス)

基本機能は同等だが、出現・消失設定はなく、オンとオフのアニメーションが一つになっているパターンのもの。

→Just 1 Int ⇒ 7 Toggles Inventory System https://booth.pm/ja/items/2297991 (MITライセンス)

さらに複数グループ機能が無さそう。

連続値の設定

地力で設定するとよさそう(難しくはない・あとめぼしいエディタ拡張がない)

複数アニメーションのコンビネーションであればAvatars 3.0 CustomSetのレイヤーを参考にすると良い

レイヤーの統合

Avatars 3.0 CustomSetの不要レイヤーを削除したものにそのまま設定していくのでもよさそうではある

非破壊なワークフローを目指すなら

→VRCAvatars3Tools https://gatosyocora.booth.pm/items/2207020 (MITライセンス)

に含まれるAnimatorControllerCombinerがよさそう?

これを複数のものに対してコンポジット設定保持するものがあると使いやすそう?